FAQ

一般的な質問

ISSEY MIYAKE PARFUMSポリシー

ISSEY MIYAKE PARFUMが所属する資生堂グループは、サステナブルな開発に取り組んでいますか?

ISSEY MIYAKE PARFUMは、資生堂EMEAグループのブランドとして、「美の力でよりよい世界を」を企業使命として掲げる当グループの理念と戦略を実施しています。
環境に関して、当グループは、次の3つの分野に取り組み、活動することを定めています:地球環境の負荷軽減、サステナブルな製品・サービスの開発、そしてサステナブルで責任ある調達の実現。

資生堂グループのサステナビリティ活動については、https://corp.shiseido.com/en/sustainability/をご覧ください

ISSEY MIYAKE PARFUMSブランドのCSR(企業の社会的責任)ポリシー

私たちのブランドは活動内容を常に改善するできるよう、専属のCSRチームが推進しています。
また、私たちの行動を常に改善するできるよう、専属のCSRチームを設けており、製品設計から原材料の供給、廃棄物管理、製品の流通など、バリュー チェーンのあらゆるプロセスにおいて、サステナブルな開発が日々行われるようにしています。
私たちの共通のアプローチは、環境および社会的責任を強化することを目的としています。

ISSEY MIYAKE PARFUMSでは、「私たちは物質から生まれる」とよく言います。従って、私たちのコミットメントは、フレグランスを作るために使用する素材をより慎重に選択することだけでなく、製品やコミュニケーション/販促ツールにおいても、より環境負荷の低い素材の使用を優先し、「利用価値の高い設計」の実現を目指しています。

これらの目標を達成するために、私たちは製造工程のすべての段階にエコデザインを組み込んでいます。例えば、一部のボトルには最大20%のリサイクルガラス(PCR)を使用し、GWPポーチの大部分はリサイクルコットンを使用しています(2023年のギフトポーチの65%)。

また、製品や販促ツールのライフサイクルを延長するための解決策を模索し、製品の機能性を向上させるためのイノベーションにも取り組んでいます。

最後に、Eco Vadis認証を受けたサプライヤーから、より持続可能な原材料の調達を実施し、フランスの生産拠点(ISO14001認証取得)の環境への影響を抑えるために、合理的な生産を行っています。
例えば、包装に使用する紙は100%、FSC認証とce認証を取得しています。

ブランドのマニフェストとコミットメントについては、当社ウェブサイト https://www.isseymiyakeparfums.com/jp/sustainability.htmlをご覧ください

調合に関する質問

フレグランスの製造

ISSEY MIYAKE PARFUMSのフレグランスはどのように製造されていますか?

イッセイ ミヤケの香水はフランスで製造され、約80%のエタノールを含み、残りは濃縮香料、水で構成されており、また保護のため、特定の安定剤が添加されています。香水に含まれるエタノールはフランス産で、天然由来(ホワイトビーツ)です。

当グループの香水はすべて、関連する国際的な化粧品規制、特に世界で最も厳しいとされる欧州の規制に準拠しています。
また、当グループの調香師はIFRAの勧告に従い、人の健康や環境に有害な化学物質からの保護を目的とした欧州連合のREACH規則に準拠した成分を使用しています。

私たちの「本質的なものへの探求」の理念に沿って、調香師は常にカーボン フットプリントの改善を図っています。また、当グループの主要な香料配合ハウスは、濃縮香水ごとに環境・社会影響評価ツールを使用し、環境・倫理要件への準拠を監視・確認しています。

当グループのサプライヤーはすべて、フランスの主要なプラットフォームであるEcoVadisにより、CSRパフォーマンスと責任ある調達を評価されています。
当グループの主要な調香師は、2019年にEcoVadisからプラチナ評価を受けました。これは、企業のCSRへの取り組みが最高レベルであることを示すもので、この評価を獲得している企業はわずか1%にすぎません。
当社は是正計画のない「高リスク」と認定されたサプライヤーとは取引を行っていません。

イッセイ ミヤケのフレグランスは天然由来のものですか?

ISSEY MIYAKE PARFUMSは、自然とテクノロジーの両方の資源や素材を組み合わせて、ユニークな創造物を提供することを目指しています。
天然と合成の両方を利用することで、調香師の創造の幅が最も広がり、大胆で独特な、驚くべき新しいフレグランスを創出することができます。また、特定の合成分子により使用期限や効力などの技術的なパフォーマンスも向上しています。
天然成分と合成成分を区別することは必ずしも容易ではありませんが、以下にこれら2つの定義を示します。

  • 天然成分とは、成分により異なるアンフルラージュや浸透などの工程を経て、自然から直接抽出されたものです。エッセンシャル オイルとアブソリュートは、このような抽出工程を経て、変質することなく得られたものです。例えば、「ロードゥ イッセイ」に使用しているダマスク ローズ エッセンスは、植物の自然な品質に影響を与えないこの製法が使われています。同日の早朝に摘まれたローズが、鮮度を保つため、速やかに蒸留所に届けられます。
    さらに、「フュージョンドゥ イッセイ エクストリーム」に使われている100%天然のカルダモンは、ガストロノミー分野では適さない種を香水用に改良したアップサイクル プロセスにより生まれたものです。
  • また、天然由来成分と呼ばれる他の成分は、自然界には存在するものの、化学変換を経ている場合があります。ISO 16128に準拠するためには、天然由来製品は天然成分を50%以上含む必要があり、残りは化学変換された成分です。例えば、「ア ドロップドゥ イッセイ」のフレグランスに使われているバニリンは、化学合成によって得られた100%天然由来の植物成分です。
  • 最後に、合成成分とは、調香師が化学的に合成して作ったものです。これらのテクノロジーを用いることで、自然には存在するものの抽出が困難な香りを再現することができます。水の香りを再現したフレグランス 「ロードゥ イッセイ」に使用されているカロンは、合成により作られた一例です。
    当グループの調香師は、二酸化炭素排出量を削減するために、新しいテクノロジーを駆使して製造工程の改善を常に図っています。

2022年以降、ISSEY MIYAKE PARFUMSのフレグランスは、100%天然由来アルコール(フランス産ビート由来)と天然由来原料のフレグランスオイルを使用することによって天然成分および天然由来成分の使用を増やしています。
「ロードゥ イッセイ プールオム ベチバー」など、当社のフレグランスには、最大93%の天然由来成分が配合されています。

なお、当グループの調香師はすべて、CSRパフォーマンスと責任ある調達を評価するフランスの主要なプラットフォームであるEcoVadisにより評価されています。当グループの主要な調香師は、2019年にEcoVadisからプラチナ評価を受けました。これは、企業のCSRへの取り組みが最高レベルであることを示すもので、この評価を獲得している企業はわずか1%にすぎません。

イッセイ ミヤケのフレグランスには合成成分が含まれていますか?また含まれている場合、健康に害はありませんか?

私たちは、天然と革新という2つの組み合わせが豊かな可能性をもたらすと考え、香水づくりには天然成分や天然由来成分と同時に合成成分も使用しています。イッセイ ミヤケ ブランドは、自然から強いインスピレーションを受けています。それをボトルに完璧に取り込むために、自然とテクノロジーの両方がもたらす革新性と創造性をすべて採用しています。

天然、合成にかかわらず、お客様の健康を守ることを第一に考え、世界で最も厳しいといわれる欧州の規制の遵守を徹底しています。

また、合成、天然由来成分ともにアレルギーを引き起こすおそれがあるため、表示規制を遵守し、すべての商品にアレルギー性物質に関する正確な情報を提供しています。欧州規制に基づいて、規制で特定されている26種類のアレルゲンが、リーブ オン製品で0.001%以上、リンス オフ製品で0.01%以上の場合、外箱に記載しています。

イッセイ ミヤケのフレグランスは、ヴィーガンですか?

厳密に言えば、私たちの香水はヴィーガンではありません。これは、動物由来の分泌物に由来する次の原料の1つまたは2つが最小量含まれているためです:アンブレットリド(変換された分泌物)、シヤージュ(残香)を加えるムスク、およびミツロウ(生の分泌物)。

ただし、当社の香料の一部はヴィーガン認定を受けていています:ロードゥ イッセイ ピオニー、ロードゥ イッセイ プールオム、ア ドロップドゥ イッセイ オードパルファム エッセンシエール。

イッセイ ミヤケのフレグランスはクルーエルティーフリーですか?

動物実験は欧州化粧品規制1223/2009で禁じられています。法律に従い、ISSEY MIYAKE PARFUMSでは動物実験を一切行っていません。

包装に関する質問

デザインとサステナブルな開発

ISSEY MIYAKE PARFUMSのパッケージ(ボトルや外箱)は、どのように企画、製造されているのですか?

ISSEY MIYAKE PARFUMSは、すべての製品にエコデザインの原則を適用しています。材料のリデュース、リユース、リサイクルを追求、あるいは最も理にかなった素材を選択し、常にすべての製品の開発に、これらの原則の一つ以上を適用しています。例:

  • ボトルに使われているガラスは、ヨーロッパのガラスメーカーから調達したものです。一部のボトルには、リサイクルガラス(PCR)を最大20%使用し始めています。ア ドロップドゥ イッセイのボトルは、ガラス重量を減らすようにデザインされています。また、アイコニックなフレグランスロードゥ イッセイの詰め替え用オードパルファム(75ml)スクリュートップ ボトルもご用意しています。
  • プラスチックについては、テキスタイル アクセサリーなどの販促物に65〜90%の再生プラスチックを使用し始めています。商品やギフトセットのプラスチックを減らすソリューションにより、この方向への改善を続けていきたいと考えています。一例としては、ギフトセットのプラスチック製ウェッジを段ボール製に変更しました。2022年以降に作成される新しいプロモーションツールは、すべて段ボールで作られています。
  • イノベーションを通じて、私たちは製品の環境負荷を低減するための先駆的なデザインを提供しています。例えば、最新のロードゥ イッセイ*パルファムの100%木製 のキャップは、単一の木のブロックから製造された特許取得済みのイノベーションを採用することにより、プラスチック素材は一切使用していません。100%天然木の木目は予測できないため、キャップの模様はどれひとつとして同じものはありません。
    * 関連製品:ロードゥ イッセイ ピオニー、ロードゥ イッセイ オー&マグノリア、ロードゥ イッセイ ベチバー、 ロードゥ イッセイ プールオム オー&シダー。
  • フレグランスの外箱とギフトセットの箱に使用される段ボールは100%が適切な管理なされたFSCTM 認証森林やその他の管理された供給源から調達された素材を使用しています。

なお、当グループのサプライヤーはすべて、CSRパフォーマンスと責任ある調達を評価するフランスの主要なプラットフォームであるEcoVadisにより評価されています。当社は是正計画のない「高リスク」と認定されたサプライヤーとは取引を行っていません。

最後に、ISO14001の認証を受けたフランスの生産拠点であるオルムとジアンで、環境への影響を抑えるために合理的な生産を行っています。これを達成するために、二酸化炭素排出量の削減(2014年から2022年の間にオルムでは41%減、ジアンでは32%減)やエネルギー消費量の削減(2014年から2022年の間にジアンでは62%減、オルムでは25%減)といった測定可能な行動計画を策定しています。ジアン工場では2021年から太陽光発電パネルが導入されました。
自然を尊重することが私たちの最優先事項であるため、私たちは2014年以来、両方の工場で埋立処分を廃止して責任ある廃棄物処理を保証し、リサイクルまたはアップサイクルを優先しています。

ISSEY MIYAKE PARFUMSはよく「デザイン センス」について話しますが、これはどういう意味ですか?

ISSEY MIYAKE PARFUMSは、エコデザインの改良にとどまらず、デザインとは、より実用的で機能的な商品を生み出す「アート」と考えています。私たちはフレグランスを作るだけにとどまらず、材料を増やさず、フレグランスの新しい使用方法も模索しています。
例えば、アイゴーは、新しいパッケージを作る必要なく、ロードゥ イッセイをコンパクトに、軽く、便利に、ノマディックな形態で持ち運びできる方法を、材料を節約しつつ示しました。キャップ:アイゴー、ボトル:アイステイ。

製品のリユースを通じてデザインの耐久性を向上させることは、イッセイ ミヤケのビジョンの一環であり、フレグランスが人生の各ステップに寄り添えるような製品を提供することを目指しています。例えば、象徴的なロードゥ イッセイ オードパルファム75mlは、ねじを外して無限に詰め替え可能なボトルになっています。

マーケティング活動に関する質問

ブランド活動に関連するその他の事項

ISSEY MIYAKE PARFUMSのコミュニケーションや販促品にも、サステナブルな開発の取り組みは行われていますか?

新商品の発売ごとに、私たちのフレグランスを発見し、楽しんでいただくためのさまざまなアイテムを開発・生産しています。ビジネス全てにわたって、標準的なエコデザインの原則を応用し、新製品の発売に向けて、プラスチックの使用を減らし、リサイクル材の使用を増やすために、さらなる努力を続けています。

例えば、当社のテキスタイルアクセサリー(トイレポーチとタオル)の2023年コレクションは、プラスチックや金属を一切使用しない製品使用後のリサイクルを重視した単一素材アプローチでデザインされています。2023年のポーチは、100%コットン製で、そのうち65%はリサイクルコットン(リサイクル繊維)を使用しています。

2022年以降に開発される主な店頭プロモーションツールに使用される段ボールは100%が適切な管理なされたFSCTM 認証森林やその他の管理された供給源から調達された素材を使用しています。

特定の健康に関する質問

フレグランスと健康

イッセイ ミヤケのフレグランスは感光性ですか?

フレグランスは、光毒性またはアレルギー反応のリスクを回避するように設計されています。光毒性のある成分を最小限に抑えた調合で、低感光性を実証する試験が必要になります。

当社の原材料は、安全性を基準に厳選しています。私たちは、フレグランスを販売する前に、その安全性を厳格に評価します。安全性へのこだわりを尊重し、光毒性や紫外線感受性のリスクを最小限に抑えるような香りの調合とテストを行っています。少しでも疑問がある場合は、潜在的なリスクを排除するために、フレグランスを再製造しています。この場合では、フレグランスのデザインにおいて可能な範囲において、低感光性が示されている原料を選択しています。
特定の皮膚症状や病的状態があるお客様の場合は、衣類にフレグランスを吹きかけることをお勧めします。

イッセイミヤケのフレグランスは、妊婦へのリスクはありますか?

イッセイ ミヤケのフレグランスはすべて、全ての人を対象とした厳しい安全性評価プロセスを経て開発されています。しかし、妊娠中はホルモンの影響により、特に肌の構造に多くの大きな変化が起こりやすくなります。妊娠中は他の時期よりも肌が敏感になり、かぶれやアレルギー反応が出やすいと言われています。このような変化は、女性により個人差があり、予測することができません。衣服やスカーフなどの繊維にフレグランスを吹き付けたり、腕などの一部位でフレグランスをお試しの上、よりたっぷりとスプレーすることをお勧めします。使用前に医師に相談し、医師の診断を受けることが有効な予防策となります。

イッセイ ミヤケのフレグランスには、アレルギーを起こす成分は含まれていますか?

表示規制を遵守し、すべての製品にアレルギー性物質に関する正確な情報を提供しています。欧州規制に基づいて、規制で特定されている26種類のアレルゲンが、リーブ オン製品で0.001%以上、リンス オフ製品で0.01%以上の場合、外箱に記載しています。