FAQ

一般的な質問

ISSEY MIYAKE PARFUMSポリシー

ISSEY MIYAKE PARFUMが属する資生堂グループは、サステナブルな開発に取り組んでいるでしょうか?

SSEY MIYAKE PARFUMSは、資生堂EMEAグループのブランドであり当グループの理念と戦略を実施しています。2019年、当グループは、「地球の美の保護」、「あらゆる形の美の促進」、「美しさに価値を見いだす」という3つの領域のコミットメントと行動を定義しました。フランスの製造拠点は、他のすべてのグループの工場と同様、2026年までにカーボンニュートラル*を達成し、2022年までに埋め立て廃棄物をゼロにするとコミットメントしています。

ISSEY MIYAKE PARFUMSブランドのCSRポリシー

ISSEY MIYAKE PARFUMSのサステナビリティのビジョンは、「本質に宿るラグジュアリー」にあります。私たちの創造し、人々を同じ方向へインスパイアしたいという欲求は、本質的なものに対する無条件の敬意から生まれています。また、素材を大切に扱い、インスパイアし、革新的なデザインにコミットメントするということは自然に対する責任感を育みます。私たちは不要なものを削ぎ落し、製品ライフサイクルを円滑にすることで、「望ましいもの」を再発見できると考えています。同時に、サステナビリティをクリエイティブなプロセスをより革新的、普遍的、本質的なものにする良い刺激として捉えています。私たちのポリシーは、環境と社会への責任を強化することを目的とした2つの柱をベースにしています。

ISSEY MIYAKE PARFUMSでは、「私たちは物質から生まれる」とよく言いますが、フレグランスを作るために使用する素材を尊重することを第一にコミットメントしています。素材の尊重とは、サプライヤーからよりサステナブルな原材料の調達、天然資源を尊重した製造、製造ツールの改善などを指します。

第二のコミットメントは、「利用価値の高い設計」です。これは、製品およびコミュニケーションやプロモーションツールにおいて、特定材料の使用量を減らし、リサイクル材をより多く使用するように設計すると同時に、環境を尊重し、お客様の健康と安全を保証し続けるということです。また、製品や販促ツールのライフサイクルを延長するための解決策を模索し、製品の機能性を向上させることにも取り組んでいます。例えば、パッケージに使用する紙の約80%はFSC認証を受けています。ジアン工場では、水使用量を2009年から2020年の間に81%削減することに成功しました。最後に、製品やプロモーション ツールにリサイクル材を取り入れ始めています。

また、私たちの行動を常に改善するできるよう、専属のCSRチームを設けており、製品設計から原材料の供給、廃棄物管理、製品の流通など、バリュー チェーンのあらゆるプロセスにおいて、サステナブルな開発が日々行われるようにしています。

調合に関する質問

フレグランスの製造

ISSEY MIYAKE PARFUMSのフレグランスはどのように製造されていますか?

イッセイ ミヤケの香水はフランスで製造され、約80%のエタノールを含み、その他は水、濃縮香料で構成されており、また保護のため、特定の安定剤が添加されています。香水に含まれるエタノールはフランス産で、天然由来(ホワイトビーツ)です。

当グループの香水はすべて、関連する国際的な化粧品規制、特に世界で最も厳しいとされる欧州の規制に準拠しています。また、調香師はIFRAの勧告に従い、人の健康や環境に有害な化学物質からの保護を目的とした欧州連合のREACH規則に準拠した成分を使用しています。

私たちの「本質的なものへの探求」の理念に沿って、調香師は常にカーボン フットプリントの改善を図っています。また、当グループの主要な香料配合ハウスは、濃縮香水ごとに環境・社会影響評価ツールを使用し、環境・倫理要件への準拠を監視・確認しています。

当グループの直接サプライヤー、およびPOS機器のサプライヤーはすべて、フランスの主要なプラットフォームであるEcoVadisにより、CSRパフォーマンスと責任ある調達を評価されています。当グループのメインの調合師は、2019年にEcoVadisからプラチナ評価を受けました。これは、企業のCSRへの取り組みが最高レベルであることを示すもので、この評価を獲得している企業はわずか1%にすぎません。

イッセイ ミヤケのフレグランスは天然由来のものですか?

ISSEY MIYAKE PARFUMSのビジョンは、自然とテクノロジーの両方の資源や素材を組み合わせて、ユニークな創造物を提供することです。天然と合成の両方を利用することで、調香師の創造の幅が最も広がり、大胆で独特な、驚くべき新しいフレグランスを創出することができます。また、使用期限や有効性の長寿命化などの技術的なパフォーマンスも、ある種の合成分子により向上します。天然成分と合成成分を区別することは必ずしも容易ではありませんが、以下にこれら2つの定義を示します。

天然成分とは、成分により異なるアンフルラージュやインフュージョンなどの抽出工程を経て、自然から直接抽出されたものです。エッセンシャル オイルとアブソリュートは、このような抽出工程を経て、変質することなく得られたものです。例えば、ロードゥ イッセイに使用しているダマスク ローズ エッセンスは、植物の自然な品質に影響を与えないこの製法が使われています。同日の早朝に摘まれたローズが、鮮度を保つため、速やかにく蒸留所に届けられます。

また、天然由来成分と呼ばれる他の成分は、自然界には存在するものの、化学変換を経ている場合があります。ISO 16128に準拠するためには、天然由来製品は天然成分を50%以上含む必要があり、残りは化学変換された成分です。

最後に、合成成分とは、調香師が化学的に合成して作ったものです。これらのテクノロジーを用いることで、自然には存在するものの抽出が困難な香りを再現することができます。水の香りを再現したフレグランス「ロードゥ イッセイ」に使用されているカロンは、合成により作られた一例です。当グループの調香師は、二酸化炭素排出量を削減、または場合によっては作業を完全に脱炭素化するために、新しいテクノロジーを駆使して製造工程の改善を常に図っています。

例えば、「ア ドロップドゥ イッセイ 」のフレグランスに使われているバニリンは、化学合成によって得られた100%天然由来の植物成分です。さらに、「フュージョンドゥ イッセイ エクストリーム」に使われている100%天然のカルダモンは、食用には適さない種を香水用に改良したアップサイクル プロセスにより生まれたものです。一般的に、ISSEY MIYAKE PARFUMSで使用している天然成分は、倫理的な基準に従って調達されています。なお、当グループの調香師はすべて、CSRパフォーマンスと責任ある調達を評価するフランスの主要なプラットフォームであるEcoVadisにより評価されています。

N.B:化粧品業界では、国や欧州のさまざまな認証やラベルがあり、製品の天然性に関する情報を提供しています。フランスのEcocert®認証の例を挙げると、制限付きリストの原料(主に保存料)が最低量のみが使用されていること以外にも、製品構成成分の20%が有機農業由来であること、成分の95%が天然または天然由来であることが認証条件として要求されています。

イッセイ ミヤケのフレグランスには合成成分が含まれていますか?また含まれている場合、健康に害はありませんか?

私たちは、天然と革新という2つの組み合わせが豊かな可能性をもたらすと考え、香水づくりには天然成分と同時に合成成分も使用しています。イッセイ ミヤケ ブランドは、自然から強いインスピレーションを受けています。それをボトルに完璧に取り込むために、自然とテクノロジーの両方がもたらす革新性と創造性をすべて採用しています。

天然・合成にかかわらず、お客様の健康を守ることを第一に考え、世界で最も厳しいといわれる欧州の規制の遵守を徹底しています。

また、合成、天然由来成分ともにアレルギーを引き起こすおそれがあるため、表示規制を遵守し、すべての商品にアレルギー性物質に関する正確な情報を提供しています。欧州規制に基づいて、規制で特定されている26種類のアレルゲンが、リーブ オン製品で0.001%以上、リンス オフ製品で0.01%以上の場合、外箱に記載しています。

イッセイ ミヤケのフレグランスは、ヴィーガンですか?

厳密に言えば、私たちの香水はヴィーガンではありません。これは、動物由来の分泌物に由来する次の原料の1つまたは2つが最小量含まれているためです:アンブレットリド(変換された分泌物)、シヤージュ(残香)を加えるムスク、およびミツロウ(生の分泌物)。

イッセイ ミヤケのフレグランスはクルエルティフリーですか?

資生堂グループのコミットメントに基づき、ISSEY MIYAKE PARFUMSでは動物実験を一切行っていません。ただし、中国など一部の規制環境では、動物実験が法律で義務付けられているため、厳密にはクルーエルティフリーとは言えません。実験は当ブランドが行うのではなく、現地の団体により行われています。

資生堂グループの代替試験法については、https://www.shiseidogroup.com/sustainability/consumer/experiment/をご覧ください。

包装に関する質問

デザインとサステナブルな開発

ISSEY MIYAKE PARFUMSのパッケージ(ボトルや外箱)は、どのように製造されているのですか?素材やパッケージのサプライヤーはどのように選定していすか?

ISSEY MIYAKE PARFUMSは、「本質に宿るラグジュアリー」というビジョンに基づき、すべての製品にエコデザインの原則を適用しています。材料のリデュース、リユース、リサイクルを追求し、常にボトルと外装の開発に、これらの原則の一つ以上を適用しています。当グループのサプライヤーはすべて、CSRパフォーマンスと責任ある調達を評価するフランスの主要なプラットフォームであるEcoVadisにより評価されています。

例えば、パッケージに使用するの約80%はFSC認証(Forest Stewardship Councilが、承認された資源を使用し、責任ある方法で収穫された製品を保証するラベルを発行)、外箱はすべてリサイクル可能なものを使用しています。

ボトルに使われているガラスは、ヨーロッパのガラスメーカーから調達したものです。最新のフレグランス「ア ドロップドゥ イッセイ」では、PCR(使用済みリサイクル)ガラスを一定量(現在は10%未満ですが、中期的にはこの割合を増やす予定)使用し始めており、この取り組みは他の当グループのアイコニックなフレグランスにも展開していく予定です。ア ドロップドゥ イッセイのボトルは、ガラス重量を減らすようにデザインされています。また、アイコニックなフレグランス「ロードゥ イッセイ」の詰め替え用オードパルファム(75ml)スクリュートップ ボトルもご用意しています。最後に、当グループのアイコニックなフレグランスについて、ライフサイクル分析を行い、ボトルの二酸化炭素排出量を削減する方法を模索しました。

プラスチックについては、テキスタイル アクセサリーなどの販促物に80〜90%の再生プラスチックを使用し、ロードゥ イッセイ発売時のメインのマーチャンダイジング ツールにも再生プラスチック(PMMA)を使用し始めました。商品やギフトセットのプラスチックを減らすソリューションにより、この方向への改善を続けていきたいと考えています。一例としては、ギフトセットのプラスチック製ウェッジを段ボール製に変更しました。2022年以降に作成される新しいマーチャンダイジング ツールも、すべて段ボールで作られる予定です。

材料のリサイクル性の向上も、2025年のコミットメントに含まれている課題です。ボトルのデザインを最適化し、品質やリサイクル性など、お客様の期待に応えるためには、より多くの時間を必要とします。

ISSEY MIYAKE PARFUMSはよく「デザイン センス」について話しますが、これはどういう意味ですか?

ISSEY MIYAKE PARFUMSは、エコデザインにとどまらず、デザインとは、より実用的な商品を生み出す「アート」と考えています。私たちはフレグランスを作るだけにとどまらず、材料を増やさず、フレグランスの新しい使用方法も模索しています。例えば、アイゴーは、材料を節約しつつ、新しいパッケージを作る必要なく、ロードゥ イッセイをコンパクトに、軽く便利に、ノマディックな形態で持ち運びできる方法を示しました。キャップ:アイゴー、ボトル:アイステイ。

マーケティング活動に関する質問

ブランド活動に関連するその他の事項

ISSEY MIYAKE PARFUMSのコミュニケーションや販促品にも、サステナブルな開発の取り組みは行われていますか?

私たちのビジョンである「Luxury of the Essential(本質的なものの贅沢)」は、世に送り出すすべてのフレグランスに適用されています。ただし、フレグランスに限らず、私たちが行うすべてのことにおいて、よりシンプル・本質さを目指すべきだと心から信じています。

新商品の発売ごとに、私たちのフレグランスを発見し、楽しんでいただくためのさまざまなアイテムを開発・生産しています。ビジネス全てにわたって、標準的なエコデザインの原則を応用し、新製品の発売に向けて、プラスチックの使用を減らし、リサイクル材の使用を増やすために、さらなる努力を続けています。

例えば、2021年の洗面用具入れなどのテキスタイル コレクションでは、ペットボトルの廃材をアップサイクルした再生プラスチック(RPET)を80〜90%使用した製品を初めて採用しました。

また、2021年に発売したフレグランス「ア ドロップドゥ イッセイ」のメイン マーチャンダイジングアイテムには、初めて再生プラスチック(PMMA)を取り入れました。2022年以降、これらはすべて段ボールから作られています。

特定の健康に関する質問

フレグランスと健康

イッセイ ミヤケのフレグランスは感光性ですか?

非感光性フレグランスとは、光毒性やアレルギー反応リスクを防ぐためにデザインされたフレグランスを指します。光毒性のある成分を含まない調合で、低感光性を実証する試験が必要になります。ISSEY MIYAKE PARFUMSは、可能な限り高い安全基準で化粧品を作るという業界のコミットメントに厳格に従っています。原材料は、安全性と純度の高さを基準に厳選し、フレグランスの販売開始前に、安全性が厳密に評価されていることを確認しています。安全性へのコミットメントを尊重し、感光性や紫外線感受性のリスクを最小限に抑えるようなフレグランスの調合と試験を実施しています。少しでも疑問がある場合は、潜在的なリスクを排除するために、フレグランスを再製造しています。この場合では、フレグランスのデザインにおいて可能な範囲において、低感光性が示されている原料を選択しています。なかには、ベルガプテンなどの感光性分子を抽出する特殊な処理を施すものもあります。すべてのフレグランスについて光毒性試験を標準的に行い、光毒性のないフレグランスのみを市場に送り出しています。特定の皮膚症状や病的状態があるお客様の場合は、衣類にフレグランスを吹きかけることをお勧めします。

イッセイミヤケのフレグランスは、妊婦へのリスクはありますか?

イッセイ ミヤケのフレグランスはすべて、全ての人を対象とした厳しい安全性評価プロセスを経て開発されています。しかし、妊娠中はホルモンの影響により、特に肌の構造に多くの大きな変化が起こりやすくなります。妊娠中は他の時期よりも肌が敏感になり、かぶれやアレルギー反応が出やすいと言われています。このような変化は、女性により個人差があり、予測することができません。衣服やスカーフなどの繊維にフレグランスを吹き付けたり、腕などの一部位でフレグランスをお試しの上、反応がないかを確認することをお勧めします。使用前に医師に相談し、医師の診断を受けることが有効な予防策となります。

イッセイ ミヤケのフレグランスには、アレルギーを起こす成分は含まれていますか?

表示規制を遵守し、すべての商品にアレルギー性物質に関する正確な情報を提供しています。欧州規制に基づいて、規制で特定されている26種類のアレルゲンが、リーブ オン製品で0.001%以上、リンス オフ製品で0.01%以上の場合、外箱に記載しています。